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オリーブの木下で Vol.9『備え』

近年、日本では各地で地震や台風などの大きな自然災害が起きています。

その度に耳にするのは、日頃わたしが関わる妊産褥婦さん・乳幼児等の要配慮者と言われる方々への支援が不足している現状です。災害時の避難所では、清潔の保持が難しい、安心して授乳ができない、子どもの泣き声で居づらい等の理由で長く滞在できないことが危惧されます。

避難所の環境や運営の改善が求められるところですが、公助の前に自助・共助でできることは沢山あります。たいせつなご家族の命や健康を守るために、まずはご家庭での“備え”を考えてみませんか。

①情報を収集する

居住地のハザードマップ、地域の防災情報、防災アプリ等の活用

②家族で話し合う

避難所・集合場所・連絡方法の確認

③物資の備え

自宅(水・食料・生活用品・育児用品・トイレ・照明・カセットコンロ等を1 週間分)、持ち出し用防災リュック(乳幼児を抱っこして持てる重さ)、防災ポーチ(最低限の物は持ち歩く)

※母子手帳は常に携帯を!

④自宅の環境づくり

家具の固定・配置(特に寝室)、落下物防止、窓ガラスの飛散防止、避難経路の確保など

⑤早めの避難

災害の種類や程度により自宅や知人の家等に居た方がいい場合もある。水害では警戒レベル3「高齢者等避難」で行動を!ベビーカーは使わず、乳幼児は抱っこベルトで両手が空くように。

⑥助けを求める

避難所や避難生活でも遠慮せず助けを求める。日常生活の中で、相談できる人や助けてくれる人との関係性を築いておく。

平時からの備え、それが有事の際にご自身やご家族を守ってくれますよ。

結婚当初から幸区に住み、3人の子育て時期を過ごしてきた2001年に助産院を開設。母乳・授乳・育児相談、両親学級・母乳講座・ヨガクラスを開催。痛くない母乳マッサージが定評。現在、川崎市助産師会の会長として、川崎市の母子保健の推進に尽力。