幸区には語り継がれる伝説やお話があるんだよ。いくつ知ってるかな?
幸区に語り継がれる伝説やお話
力石
力石とはむかし、村の若者は神社の境内で力くらべを楽しんでいました。今もあちこちの神社にころがっています。
御嶽神社
御嶽神社は、近くの円墳の土で盛土されて創建されました。敷地内には、伝承の石碑が複数あります。
了源寺の中にある鬼子母神社
鬼子母神社のご神体は、洪水の時に苅宿村で子どもに拾われたものです。また、了源寺には軽部五兵衛の墓があります。
夢見ヶ崎
夢見ヶ崎は太田道灌(おおたどうかん)が、夢を見て城を作るのを中止した場所。
現存するのは、古墳群の一部で、かつては11の古墳と、新鶴見グランドまで連なる貝塚(現幸区日吉合同庁舎、JR東日本社宅、川崎市特別養護老人ホーム、ルイシャトレ、夢見ふれあい公園など)で構成される「加瀬山」でした。削られた土は、明治末期に川崎駅周辺(現ソリッドスクエア、ラゾーナ、ミューザ)などの埋め立てに利用されました。
幸区にゃんだふる通信1号の「今昔物語」でも特集してるので読んでね。
小倉池(おぐらいけ)
小倉池は無量院の北西、今の小倉緑道に沿ってあった広さ約9ヘクタールの細長い池です。昭和30年頃までありました。その池に落ちて龍宮に行ったおじいさんの伝説が「小倉池の玉手箱」です。
龍宮から持ち帰った観音さまと竜のうろこが、無量院のご本尊の胎内と常明燈に納められました。12年に一度開帳されています。
竜灯の松(りゅうとうのまつ)
竜灯の松は、竜のうろこで灯がともるようになった松です。
庚申塔(こうしんとう)
むかし、人間のからだの中には「三尸(さんし)」という虫がいて、庚申の日の夜にからだを抜け出し、天の神様にその人の悪口を言って寿命を縮めると信じていました。
そこで、村人は庚申の日はみんなで集まって、朝まで起きていてお互い虫が出ないように見張っていました。この時に拝んだ塔が庚申塔。庚申様の使いとして、猿が彫られているのが特徴です。
また、無量院の本堂脇にある石灯籠は市内最古の庚申塔で、六地蔵信仰も兼ねた珍しいものです。
称名寺の弘法大師の木像
川崎大師の本尊は、多摩川の洪水で称名寺から流出した弘法大師の木像が夜光で拾われたものです。だから、川崎大師は、もとの平間の名をとって平間寺(へいけんじ)といいます。
なお、称名寺は向かいに軽部五兵衛が住んでいた縁で、赤穂浪士ゆかりの品を所有していることでも知られています。
咳の本田ばあさん
戸手村にすみついていた病気を治す不思議な力がある、おばあさん。すんでいたお堂にお地蔵さまが建っている。
大女様(おおめさま)
大女様は江戸時代に多摩川の洪水を嘆き、水神に身を捧げた女性がいました。その女性を大女様としてまつっているのが女躰神社(にょたいじんじゃ)です。